書籍名: 螺旋階段の行方 The future of the hominization [Kindle版]
著者:沢川沙樹
ASIN:B00CP2ULVE
螺旋階段の行方は、第二次世界大戦から70年後の東京を舞台にしたハードボイルドSFストーリー。ドイツと日本は大戦には勝利したが、遺伝子組み換えの成功で誕生した人間のクロノイドとの戦闘で東京の大部分は廃墟と化していた。神代怜は帝都維新と呼ばれる戦闘で名を馳せた英雄だったが、今では私立探偵として憂鬱な日常を過ごしていた。
人類選別論と超人類派生論を展開する政府は、5年前から数万人というクロノイドを一般人の中に送り込んでいた。神代の恋人もその中の1人だったが、目の前で戦闘用のクロノイドによって殺害されていた。2度と戦闘には戻らないと決めていた神代のところに、そのオリジナルである沢田純子が依頼人として突然現れる。『P4』と呼ばれるクロノイドの集団を以前の仲間とともに撲滅してほしいという。
神代はきっぱりとそれを断る。しかし数日後、沢田純子の依頼を引き受けた以前の仲間の斉藤優二が参加を勧めに訪ねてくる。それも断ったがクロノイド殺害用に特別に開発されたの銃と弾丸を置いていく。神代は武器を返すために伊豆半島にある沢田研究所へ向かうが途中で、今は陸軍参謀本部の大将となっている緑川に無理矢理に軍用ヘリコプターに乗せられて一緒に向かうことになる。緑川は神代に群に戻って『P4』プロジェクトに参加して欲しいが神代は一向に意に介さない。
研究所で二人を出迎えたのは純子の父親の沢田富雄博士、純子そして生後2ヶ月のもう一人の純子のクローン圭子。博士は、ヒトゲノムの研究からクローンを開発した中心人物である。この研究は再生医療に多大な貢献をしたが、同時に人間を完全に再生するクロノイドを大量にばらまくことになったのだ。
東京に戻った神代を尋ねた来たのはクロノイドの沢田圭子だった。数カ月前に誕生した圭子には、神代を愛する記憶がインプットされていた。以前の恋人の沢田淳子だけを愛すると来てめいた神代だったが、次第に圭子に惹かれていく。
その後、順調に探偵事務所の依頼人の仕事をこなしていく神代に、以外な展開が待っていた。田舎の金持ち婦人から素行調査を依頼されたお手伝いとして雇われた木村恭子にクロノイドの疑いがかけられていた。調査を進める神代に明らかになっていくのは、恭子の後を追うが若い男の存在、アパートにあるパソコンから見つけられた遺伝子情報・・・。
結局のところ、神代は緑川の誘いに乗り『P4』クロノイド撲滅に関わることになる。『P4』を追う神代に次々と新しい事実が判明していく。
今も無料ですか?ここをクリックして今すぐ確認・・・。
いかがでしたか?この本をお読みになってどのような感想を持っていますか?電子書籍の窓は無料や格安のキンドル本を見つけるだけではなく、ご自分が本を読んだ感想を共有できる場でもあります。みんなの読書感想文が集まれば、思いもよらなかったような読書体験ができるに違いありません。
是非、下の感想欄にあなたの読書感想文をお寄せ下さい。
感想をお書きになるにあたって: 電子書籍の窓は、読書感想文をシェアする場でもあります。あなたがお読みになった本の感想を是非シェアして下さい。他の読者の感想は参考になるだけでなく、ご自分の読書感想文をフェイスブックやツイッターでお友だちと交換することで読書ライフがさらに充実していきます。(ブログやお役立ち情報では、感想やご質問をお寄せ下さい。)