著者:和田稔
「読書が好き」という人にお聞きします。
紙の本じゃないと読書した気にならない、電子書籍はいまいちハードルが高い、Kindleをいまひとつ活用しきれていない、と思っている本好きはいませんか?
本書を読めば、電子書籍に感じる不安を1ミリも残さずスッキリします。
今さら人に聞けない電子書籍のあれこれやKindleの基礎知識から、隙間時間を使った読書法、読んだ後のアウトプット術までを著者が惜しみなく披露します。Kindle PaperWhiteを愛用し、電子書籍勉強会を開催する著者の和田さんは、実質、これで読書量が2倍になりました。そして、多読だけでは終わらず、出会った情報をしっかり自分のモノにし、記憶と記録を有効活用しています。
3日で1冊。
AmazonとKindleと読書。
確実に読み進められる6つの新・読書習慣術を身につけませんか。明日からあなたの生活に本が手放せなくなるはず。さあ、本を携帯して外に出よう!
**本書は電子出版を楽しむためのブログメディアpubliss(http://www.publiss.jp/)に掲載された記事を加筆再編集したものです。
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いかがでしたか?この本をお読みになってどのような感想を持っていますか?電子書籍の窓は無料や格安のキンドル本を見つけるだけではなく、ご自分が本を読んだ感想を共有できる場でもあります。みんなの読書感想文が集まれば、思いもよらなかったような読書体験ができるに違いありません。
是非、下の感想欄にあなたの読書感想文をお寄せ下さい。
大山賢太郎 さんの感想
和田稔さんは「モンハコ 問題の8割はコミュニケーション」を主催するブロガーさんです。彼のブログのメインテーマである「30代からのワークスタイルを考える」という視点から、書評、セミナーレポート、ライフハック(仕事術)を中心に書かれています。
キンドルについても多数の記事を書かれていて、とても詳しく、沢山のファンをお持ちです。その記事を集大成して書かれたのがこの書籍です。これまで、端末機としてのキンドルの技術的な側面しか語られなかったところを、どう実用的に使うかという読者の観点から書いた本といえます。電子書籍の全くの初心者から何冊か試しただけという方、また、かなり良く使っている中級者レベルの方までを広く対象としています。
「第1章 Kindleと電子書籍の基礎」では、電子書籍のを読むための端末の選び方、自分の読みたい本の見つけ方、電子書籍の将来像などを分かりやすく書いています。次に「第2章 KindleはAmazonのクラウドサービスだ!」では、
意外と知られていない蔵書管理やハイライト機能の賢い使い方、読んだ本からアウトプットする方法など、中級者向けに進みます。そして、「第3章 ソーシャルメディア時代のアウトプット読書術」では、読書量を飛躍的に増やすコツ、敬遠しがちな本を読みこなす方法、その具体例など、Kindleを使いこなした上級者にもとても参考になります。
また、ライフハックのブロガーならではのノウハウとして、執筆家のためのアウトプット方法:ツールを使う、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを使うに加え、コラムとしてどの読書系サービスを使うかといった具体的な事例など盛り沢山です。また、知識系のお仕事によく使われるマインドマップを読書に使い執筆活動に活用する方法については、敏腕ブロガーならではのノウハウが嬉しいです。
この本のメッセージは、「電子書籍と出会うことで、それまでにはない多読が出来るようになったこと」そして、「テレビやインターネットが発達しても、やはり書籍のほうが見つけやすい情報というものが存在するなかで、電子書籍は読書の敷居をより低くしてくれた」という点です。そしてこの本は、その最大活用方法を教えてくれます。
黒船襲来といった視点ではなく、読者にとっての電子書籍の最大メリットの活用方法を分かりやすく教えてくれる良書です。読書を楽しみたい方、本から沢山のことを学びたい全ての人におすすめします。