書籍名: 64(ロクヨン)(上) (文春文庫) [Kindle版]
著者:横山秀夫
ASIN:B00SM82KFA
[あらすじ] 横山秀夫のD県警シリーズの中の一作。刑事から警務部広報に移動になった男を主人公に据えて、県警という物の姿を描いている。
単なるミステリーだけでなく、複層的な構成になった人々の人間模様がずしりと重い名作の上巻にあたる。
主人公の三上義信はD県警の刑事畑を歩んできた。若いころに1年ほど警務部秘書課広報室にいたことがあり、刑事時代は情報漏れがあるたびに、疑いの眼で見られてきた。それを跳ね返すかのように、捜査1課、2課を歴任し、次は本庁勤務と噂されていたが、突然広報官を命じられた。
広報を変えるという希望をもち、情報開示など必要ないという本庁から来た赤間部長、記者、刑事たちとの板挟みながらも成果を上げ始めたとき、三上は突然に変節をする。
失踪した娘を特別失踪人として手配して貰ったことで、三上は赤間に従順にならざるを得なくなってしまったのだ。その変節が元で、記者クラブは態度を硬化させる。
警察庁長官が視察にくるという話が持ち上がる。昭和64年、たった7日で終わった期間に起きた、ロクヨンと呼ばれる未解決誘拐殺人事件の捜査について、より一層の鼓舞をするという名目だ。
広報として、長官の被害者宅への訪問、記者質問の取りまとめなどが要求される三上だが、記者たちは匿名問題で大荒れの上に、被害者にも警察には期待したいと断られる。
そこに、幸田メモという謎のメモがあることが分かる。同期の警務畑の出世頭である二渡が追っているというそれは、事件現場で犯したミスを握りつぶしたことを告発したメモであることが分かる。
刑事部にとっての爆弾を追う警務部の二渡の意図をつかむためにも、三上は幸田メモを仕事の合間に追うことになる。
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