書籍名: 既婚同士で話しませんか?: ネット恋愛を巡る三つの短編 [Kindle版]
著者:高橋熱
ASIN:B00JOV9DPO
既婚同士で話しませんか?: ネット恋愛を巡る三つの短編は、「浮気」や「家族関係」をテーマとした短編小説集です。 ネット社会における男女のコミュニケーション、出会いとその顛末を、幸不幸織り交ぜて描きました。 プロローグ(「くちづけ」)・エピローグ(「月曜の恋人」)の小品付。
- 『既婚同士で話しませんか?』
早朝に起きる理由。それは某アダルトサイトで知り合った既婚女性と「愛し合う」ためだった。結婚生活の憂鬱、退屈。境遇の似ている者同士、バーチャルの世界で激しく求め合う先にあったものとは?(約24,000字/平均読了時間 約30分) ◆第19回『織田作之助賞』3次選考通過作品
- 『愛しきメールは我が手の中に』
やや倦怠期を迎えつつある夫婦。私のある“恥ずかしい”理由から、「コミュニケーションは全てメールで行う」とする“会話禁止令”が発令された。喧嘩も減りスムーズに行き始めたように見えた二人だが…。(約19,200字/平均読了時間 約24分) ◆第86回『オール読物新人賞』予選通過作品
- 『非情ベル』
某「メル友サイト」で知り合ったシオリというハンドルネームの既婚女性との密会。うっかり眠ってしまった二人。 「非常ベル」が鳴り響く館内。シオリを置き去りにして飛びだした男の末路。(約16,800字/平均読了時間 約21分)
【本文より(抜粋)】
シオリがその音に気付いたのは、二人共裸のまま一瞬の眠りに落ちていた時だった。 「ねえ、コウキさん」とシオリは耀司の剥き出しの肩を揺すった。シオリに起こされなければ、もしかしたら朝まで寝入ってしまっていたかもしれないくらい、耀司の体は二度の交わりで酷く疲弊していた。
「聞こえる?」とシオリは言った。マスカラの取れかけた目は真っ赤に充血し、瞼に皺がいくつも刻まれていた。ホテルに来てセックスをしてから、更に十歳は老けこんだように見えた。(『非情ベル』)
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