夢をかなえるゾウ [Kindle版]

[あらすじ] 主人公は自分の代わり映えのしない地味な人生に嫌気がさし、酔った拍子にガネーシャという神様の像に八つ当たりする。ガネーシャの像に向かってつぶやいた「変わりたい」という言葉を聞き、ガネーシャは主人公の前に姿を現す。

その日からガネーシャから出される課題を一日一個こなすことになる。その課題の中には、靴をみがけやトイレを掃除するなど、一見意味がないと思われるようなこともあるが・・・。

しかしガネーシャは、成功しない要素は自分の考え方にしがみつき、人の言うことを聞かないことだと言い、主人公を説得する。その言葉を受け、主人公は課題の意味を疑いつつも、真面目に課題をこなしていく。

ガネーシャはインドで最も親しまれている神であり、人間の身体と象の頭、4本の腕を持つ。神様であるにも関わらず滅茶苦茶な性格で、人間と同レベルで喧嘩したりする。

しかし根は優しく、どこか恨めないキャラクターである。主人公もそんなガネーシャとの生活を楽しんでおり、心が傷ついたガネーシャを慰める場面もある。成功だけが人生ではないし、自分を諦めるのも人生ではない。

このように、この話の中には数々の名言が登場する。コメディー的な話の流れの中に記されたこのような名言も、作品を楽しませてくれるだろう。

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