書籍名: 刑事失格 [Kindle版]
著者:太田忠司
ASIN:B00M99NERG
[あらすじ] 主人公の阿南は、昔に起きたある事件がきっかけで警察を辞めた。万引き犯と遭遇したことがきっかけで、阿南はその事件について回想する。人を殺してしまった、あの事件について―。
阿南は若く、正義感あふれる警官であった。そして時に、周りの人間が「ついていけない」と思うほど規範を最重要視する。それにはある理由があった。
警官になる前、大学生であった阿南は、大学近くの銀行に強盗が押入ったと知る。その事件で死亡した大学生は阿南の親友であった。
強盗事件の直前、阿南はその親友と一緒にいた。自分が事件に巻き込まれなかったのは、ほんの僅かな差であった。そんな差で人の命があっけなく、無意味に奪われることを間違いだと思う気持ちが阿南の中で強くなっていった。
その後、絶対的に正しい「規範」を守らせる職業に就こうと考え、阿南は警察官になった。そして今回の事件で、死亡したのは鳥居という興信所員だった。それにクレイという犬の死や坂崎という警察官の死が絡み、事件は思わぬ方向へと向かっていく。
絶対的な正しさがあると信じる、若くて正義感あふれる阿南。その正しさへの信仰が破られたとき、人はどう成長するのか。大人になるために越えなければならない壁をこの話では描いている。
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