書籍名: 人魚は空に還る 帝都探偵絵図 [Kindle版]
著者:三木笙子
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[あらすじ] 時代は日露戦争による好景気で世の中がわいていた頃。舞台は帝都。主人公・高広は雑誌の編集者だ。
高広は、絶大な人気を誇る絵師である礼に雑誌の挿絵を描いてもらっていた。礼は気難しく、編集者泣かせで悪名高い人物であった。
だが、どういうわけか高広に対してだけは好んで絵を描いていた。それにはある理由があった。
礼はコナン・ドイルのシャーロックホームズの話が大好きであったのだ。しかしまだホームズの日本語訳がなく、英語の原文も手に入りにくかった時代。英文を読むことが出来ない礼に代わって、高広は小説の手配や翻訳を行っていた。
観覧車の中で突然泡となって空に還った人魚、怪盗ロータス、盗まれた真珠が金魚鉢から見つかった事件—。これらの事件をはじめとする、帝都で起こった様々な事件を、高広がホームズ、礼がワトソン役となって解き明かしていく。
この本ではこれらの事件そのものの面白さだけではなく、礼と高広が徐々に親しくなっていく様子や登場人物の個性、描き出された時代の面白さを楽しむことが出来る。
この本の作者・三木笙子は、温かな人物描写と軽妙な筆致に特徴がある。探偵ものでありながら難解ではなく、読みやすいこの物語は多くの読者を楽しませてくれるだろう。
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