書籍名: Apache GunSu ver. : (ギター小説『440Hz』シリーズ) [Kindle版]
著者:澤俊之
ASIN:B00N11JL3M
[あらすじ] 澤俊之のギター小説「440Hz」シリーズの短編。生活の中に自然にギターに触れる、演奏する、ギター店にいくということが溶け込んでいるのが、今回の主人公・タケダである。リズミカルな一人称の語りが「ああ、音楽をする人だ」という説得力がある。
主人公は40歳を向かえるIT系社長と言っても、気持ちは20代の男。業績が悪くて社員は3人、自分の給料もない窮状であるが、念願の屋上プレハブ小屋で好きに暮らし、長髪に髭、黒ジーンズにネルシャツというスタイルも変える気もない。
若いころ大手web広告会社の営業でありながら、ちょっとした絵コンテまで引き受けて広告大賞も受賞し、オレ様は何でも出来ると思って独立をした。ライブ・バー「アパッチ」でセッションした相手と意気投合して音楽系ソフトで躍進したが、後続の会社に追いぬかれてしまい、今日は頼みの綱の企画のプレゼンである。弁財天にだって祈るし、ゲン担ぎのナポリタンだって食べるし、飛躍のきっかけのバーと同じ名前のアパッチにタバコを変えるけど、スーツを着る気はないのが、この男である。
元いた大手会社は躍進著しく、少し後悔することもあるが、後ろを振り返りはしないと決める。一度出した音は取り消せない音楽、それを体現したような男である。企画は通らず会社は倒産の危機であるが、そういう時こそ楽器店に脚を運ぶ。
今日はライブ・バーでのセッションがある。大きな出会いがあるかも知れない。男は楽器店で見つけたインドのお守りを手にバーに向かう。
この短編だけでも、魅力的な主人公に魅せられる。そういった人が多かったのか、この短編を序章に、Apache +(Plus)という作品が作られている。
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