著者:安倍夜郎
その食堂がオープンするのは深夜0時。「営業時間は夜12時から朝7時まで。人は『深夜食堂』って言ってるよ。客が来るかって?それがけっこう来るんだよ。」というおやじの言葉でそのストーリーは始まる。
メニューは4つだけ。後は勝手に注文して、できるもんなら作る。それがおやじの営業方針。
そんなカウンターに座る常連は、その道40年のベテランおねえ。そこにひょっこり子分と現れるのは、このへんではいい顔のヤクザの竜ちゃん。難癖つける子分に楯突くおやじ。そんなときだった・・・。
おねえと竜ちゃんの意外な関係。そして、竜ちゃんを襲う大事件・・・。
繁華街の裏の路地にある場末の食堂で、人情味あふれるストーリーが次々と展開していく。
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