書籍名: 愛蔵版 あのこにもらった音楽 (花とゆめコミックス) [Kindle版]
著者:勝田文
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[あらすじ] 梅子は芸者とドイツ人ハーフの男性との間に生まれた。父が帰国したあとに母の妊娠がわかり、さらに母も早世。
母の幼馴染の経営する旅館で、そこの息子蔵之介のピアノの音に癒されながら、幸せに成長した。18歳になった梅子と32歳になっても女好きでだらしない蔵之介のもとに、梅子の父がやってくる。
実は、前々から梅子を引き取りたいと言っていた実直な父。梅子もどこかで会ってみたいと思っていたし、一度はドイツに行くことを決めるが離れてみると眠れない。そして、蔵之介のブラームスの子守唄がないとダメだと言って帰ってきてしまう。
そして、そのまま結婚、直ぐに出産し、蔵之介はあらたな子守唄の聞き手を得ることになる。非常に暖かく、優しい気持ちになれる漫画である。古びた町並み、温かい人々、ちょっと変わった子ども、適度に力が抜けた前向きな梅子。力が抜けすぎてテキトーな蔵之介。
蔵之介は実はショパン・コンクールの決勝まで残るような天才だったが、その前日に事故で指を壊してしまっていた。ピアニストとしての道を絶たれた時、いつもの子守唄をねだる梅子に救われ、ショパンを捨ててブラームスの子守唄を選んだ。
ピアノ教室と音楽理論を教える大学の講義を受持ち、あとはダラダラしているだけであるが、技巧を超えた何かがある。いろんな人が彼を表舞台に立たそうとするが、それは指に負担をかけ、一回の演奏会でボロボロになるほどなのである。
蔵之介はピアニストになれなくてもピアノと音楽を愛し、それのキッカケになった梅子をほんわりと包んでいる。また、梅子の持つほんわりと元気なところに包まれている。愛おしさで溢れた漫画である。
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