著者:夏目漱石
[あらすじ] 「吾輩は猫である。名前はまだ無い」という有名な一文からこの本は始まる。ある日、主人公の野良猫は衰弱した状態である教師の家に転がり込む。そのままそこに住むことになった猫は、主人となった偏屈な教師やその奥さん、ほら吹きや学士などの一風変わった客人たちと出会う。
この本に登場する主人公の猫は、作中の文言を使うならば、「猫と生まれて人の世に住む」こととなった。そのため人間臭い考え方をしながらも猫としての考え方も残している。この本の興味いところは、それによって生じる人間のことを猫が見た時の思い違いや、風呂や野球など人間にとって当たり前なことに対する、事細かな猫視点での描写だ。
人間にとって当たり前のことであっても猫にとっては奇天烈なことのように映る。その奇天烈さを強調するかのような細かな描写が面白さを増している。この猫はやるまえから何でもできると思っている自信家で、頭がいい。
そのためか主人のことを「悪人ではないが知恵が足りない」と評するなど、どこかクールである。そのくせネズミ取りに失敗したり、カラスにからかわれてむきになるなど、子供っぽい一面もある。そんな猫が描く人間の日常はきっと多くの読者にとって興味深いものとなるだろう。
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