書籍名: キミのココロについてボクが知っている二、三の事柄 [Kindle版]
著者:藤崎ほつま
ASIN:B00JLEHVGC
[あらすじ] 地味な男子高校生市原鳴海に、人気者の新城明依と階段から落ちたことをキッカケに、とんでもないことが起きてしまう。新城は、鳴海の意識が流れこんでくるというのだ。新城は「キミは特別だ。友達になろう」と突然宣言。
鳴海を強引に人気者グループに誘いかける新城が、何を思っているのか鳴海には分からない。新城は感情というものが分からないため、鳴海の感覚や物事の捉え方が新鮮だという。
新城をきっかけに、片思いの相手・江藤凛との距離も近づいていく。江藤には彼氏がいて失恋してしまうが、失恋には縁のない新城は、そんな気持ちすら楽しんでいる。
江藤の親友・真壁の恋人である毛利先生が殺害される。その後、真壁が「助けて」と電話をかけてくる。探しまわった鳴海は、真壁殺人事件の第一発見者となってしまった。
鳴海は事件を解こうとする。鳴海と新城の意識のホットラインで危機も脱することが出来る。事件は、クラスで最も影の薄い男の自白で幕を降ろしたかに見えた。しかし、本当の犯人は、鳴海には信じたくない相手であることが判明する。
平易で読みやすい文章に誘導されるようにスラスラと読んで事件解決と思いきや、最後のどんでん返しに驚かされた。
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