書籍名: こころ [Kindle版]
著者:夏目漱石
ASIN:B009IXKPVY
[あらすじ] 夏目漱石の後期三部作の1つこころ。はじめは連作にするつもりだったが、この作品が長くなりすぎたために、これのみで出版された。
明治時代にある帝国大学生のわたしが偶然にであった先生は、教授などよりよほど鋭く世間を見ているのに、執筆も教授もせずに婦人とふたり静かに暮らしている。その人柄に惹かれたわたしは度々家を訪問し親交を深めていく。
先生の妻は飾らない率直な人柄で、わたしが何故先生の才能を活かさないのかという不満にも耳を傾けてくれる。先生は、「恋愛は罪悪だ」とか、親のしっかりしているうちに財産のことはキチンとしておくようにという、謎めいた言葉を時折かたる。
そして、毎月友人の墓参りを欠かさない先生。過去に何があったのか、先生は決して語ろうとしない。第一部はミステリの導入部の様でもある。
第二部はわたしの父の病気が思わしくなく、故郷に帰ったわたしについて描かれる。精神的な父となっている先生と、血縁の父が対比されながら、先生のいった財産問題、跡継ぎ問題等も持ち上がるパートである。
そこに先生から手紙が届く。それを手にしたわたしは危篤状態の父をおき、先生のもとに戻るために電車に飛び乗る。
第三部は先生からの手紙で構成されている。明治天皇の崩御と乃木大将の殉死に突き動かされるようにとある決断を下した経緯がわたしに語られている。
自分が受けた親戚からの裏切り、それを癒した下宿先の母娘、友人のKへの自分の裏切り、そしてその原因となった妻を美しく汚れないものとしておきたい気持ちが語られている。
何故、今なのかということについても先生は詳しく書いており、すべての秘密が解きあかされる。
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